2007年 01月 29日 ( 1 )
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舞妓&芸妓@思い出話 ~第26話~

背中の抜き襟 (えり)‥めっちゃ色っぽいものだけど、それなりの苦悩もありました (苦笑)

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芸妓時代の頃のもの。芸妓は "かつら" なので、余計と色っぽい後ろ姿

舞妓も芸妓も、特徴の一つとしてあげられるものが 『抜き襟 (えり) 』‥
字のとおり、襟元を大胆にも大きく抜くので、それがまた色っぽく見られるわけで。

そやけど、これがいろんな意味で大変なんですゎ。

舞妓も芸妓も男衆さんに着物を着付けてもらうんやけど、芸妓の時、一人で着ようと何度か挑戦してみたものの
この抜き襟が邪魔をしてしまうの。
着物って襟元が一番大事なのね。そやから一番難しい帯を一人でしめる時、いかに、襟元を崩さないように
着るかが重要で、これだけ襟を抜いてると、グサグサになってしまって~ちゃんとした着付けができひん。
私が普段、銀座に着ていく着物は、そんなに襟を抜かないので、一人でも着れるもんやけど、さすがにこういった
抜き襟の衣装は‥ねぇ~((o(>皿<)o)) キィィィ!!
まァ、そやから‥昔から "男衆さん" という職業があるんやろぅけどね。

それから、この抜き襟‥冬は地獄なんょ!!
舞妓も芸妓も、真冬だろぅが、首元にはマフラー (ショール) や、手袋など一切できない。
この格好で、凛とした姿で、街を堂々と歩かなアカン。
京都は盆地やから、夏は暑くて冬は寒いのが有名やけど、特に真冬の底冷え!
風も吹いていないのに、ズズズーーって体の芯から冷えるような極寒!!!
たまに雪が入るときがあって、手が届かないから自分で払いのけることできんくて、これも辛かったゎァ。
人間は首元を暖めるだけで、全然寒さが違ってくるものだから。ホンマ、毎年、冬は涙もんの修行でした(悲痛)

あと、こんなコトもありました。
お座敷遊びの一つに、ジャンケンというか賭けに負けたら、お客サンの言うことを何でも聞かなアカン。
まァ、今でいう王様ゲームみたいな(笑)
んで、ある晩のこと‥そのゲームに勝ったお客サンが この抜き襟部分の背中に油性のマジックで落書きを!!
そのまま、祇園を一周してくるんですゎ。 イヤ~ン♪(/ω\=)))≡3≡3≡3≡3ハズカシ~♪
自分では背中が見えへんから、お客サンが何て書かはったんかわからへんかって‥それがまた、不安やって‥
信号待ちをしていると、背後からクスクス笑う声が‥あきらかに、みんな私の背中を見て笑っているんやろぅなァ~
って、何が書いてあるか自分が知らないだけに、もう、めっちゃ恥ずかしかったのを覚えてますぅ。
でも、そんなコトするお客サンは限られてるし、それはそれで面白い体験やって‥その後に頑張ったご褒美として
ご祝儀1万円GET!! なんだかんだ言っても、嬉しい思い出話でしたァ (笑)
艸` ) プ (艸`= ) プ (´艸`= ) プ (=´艸`= ) プププッ


<背中の抜き襟~続編へつづく‥>
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by fuzika | 2007-01-29 13:11 | ◇ 京都祇園@花街生活  Mail ↑TOP
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